小学校高学年になった山上少年は、そのお気に入りの緑色の自転車で、
あえて風の強い日や台風の日を選んで、カッパと野球のヘルメットをかぶって出掛けた。
デンジャラスな感じを味わうという無謀なところは今現在でも残っている。困ったものだ。
中学生になった頃にはあまり緑色にこだわった記憶はないが、
中2の時に厚生委員に任命され、詰襟の制服に厚生委員のバッチをつけた。
そのバッチは緑色だった。緑色に輝くバッチをみんなに自慢し喜んだ。
今から思うと、大した名誉でもなかったなと思うが、嬉しかったのだ。 ・・・つづく −R−